トレッドミルの傾斜は通常、度数ではなくパーセントで表示されます.Image Credit:Westend61/Westend61/GettyImages
トレッドミルは、天候が悪く屋外でのランニングやウォーキングが難しい場合や、柔らかい路面を走りたい場合に効果的な運動方法です。 多くの電動トレッドミルは、正確な速度だけでなく、デッキの傾斜も選択できるため、一定の勾配を登っているような感覚を味わうことができます。
傾斜機能を使用する理由
上り坂でのランニングやウォーキングは平坦な場所でのウォーキングよりも負荷がかかりますが、高速で移動することなく心拍数を上げることができるというユニークな利点があります。 このため、衝撃ストレスが軽減されます。 また、屋外で坂道を走ると、頂上から麓まで何度もジョギングで戻る必要があります。 アスファルトの上では、このような要因で脚に大きなストレスがかかるだけでなく、トレーニングの登り坂の部分が中断されてしまいます。
メカニズム
ほとんどのトレッドミルは最低でも10パーセントの勾配を設定することができ、通常は1度刻みですが、モデルによっては2分の1度刻みで設定できるものもあります。 参考までに、ほとんどの州間高速道路で許容される最大勾配は6%ですが、米国で最も人気のある上り坂のランニングレースのひとつ、マウント・ワシントン・ロードレース(7.6マイル)の平均勾配は約12%です。 ほとんどの人にとって、傾斜が10パーセントを超えるとランニングフォームが著しく悪化しますが、5パーセントであれば、中程度の体格のランナーやウォーカーにとっては一般的に十分な難易度です。
パーセンテージ・グレード:何それ?
高校時代の幾何学が忘れられないという人でなければ、「パーセント・グレード」という言葉はあまり意味がないかもしれません。 しかし、勾配という概念を思い出すかもしれません。勾配とは、単純に「上昇÷下降」、つまり垂直に登った距離を水平に登った距離で割ったものです。 例えば、高さ40フィートのスロープを上り、その過程で10フィート上った場合、勾配は10/40、つまり0.25です。 パーセント勾配に変換するには、単純に勾配を100倍します。 この例では、パーセント勾配は0.25 x 100 = 25パーセントとなります。
パーセント等級から度数への変換
三角法から幾何学に戻ると、勾配は仰角の正接と同じです。 つまり、Aのタンジェント=(rise/run)、または(rise/run)の逆タンジェント=A、ここでAは関心のある角度です。 15パーセントの勾配の仰角を電卓で求める場合、0.15の逆正接を求めることになり、約8.5度になります。 一方、勾配が10パーセントとわかっていれば、その角度の正接を求めるだけで、0.176となり、勾配は17.6パーセントとなります。 従って、10度の傾斜は標準的なトレッドミルで経験する傾斜よりも若干高いということになります。 計算するのが面倒な場合は、オンラインで度数からグレードへの換算表が入手できます(「リソース」を参照)。