長身で腕が長いボクサーは、左ジャブを放つときに有利かもしれない。Image Credit:Jupiterimages/Goodshoot/Getty Images
ボクシングで成功する選手の体型はひとつではない。このスポーツの歴史を振り返ると、腕の長い長身ボクサー、よりパワフルな体格の低身長ボクサー、スピードとパワーを生み出すことができるアスレチックボクサーが大きな成功を収めている。
長身でアスレチック
筋肉質でパワフル
元ヘビー級チャンピオンのマイク・タイソンなど、群雄割拠のボクサーは筋肉質でパワフルな傾向がある。このタイプのファイターは、ハードパンチを連打するためなら、1発や2発のパンチは喜んで受け入れる。スワーマーの攻撃は執拗だ。コンビネーションで相手を痛めつけ、ノックアウトしようとする。パワフルで筋肉質な体格は、パンチの連打が当たったときに最も大きなダメージを与えるのに役立つ。
細くて速い
細身のボクサーはリングに上がったときに堂々としていないように見えるかもしれないが、そのガタイのなさが圧倒的な素早さを伴っていれば、その体型はボクサーとして成功する可能性がある。スピードに頼ったファイターは、ダメージのあるパンチを被弾せずに済むことが多い。これは、パンチを打つのに多大なエネルギーを費やしているにもかかわらず、何度も当たらない相手を苛立たせることができる。細身でアスレチックな体格のボクサーは、コンディショニングを駆使して試合の主導権を握り、ペースを握ることができる。
骨太
レアンドロ・ソリスがBad Left Hook.comで述べたボクシング理論によると、「骨太」のファイターはライバルよりも有利だという。これは曖昧な言葉だが、ソリスは手首の大きさを、骨が大きく強いことの指標としている。ソリスの理論によれば、骨太のファイターはライバルよりもパンチを受けやすく、よりハードなパンチを繰り出すことができるという。手首が太いということは、より強力なパンチを繰り出すことができる大きな手と、パンチを吸収することができる大きな顎の指標となることが多い。ソリスは中量級のファイター数十人の手首のサイズを測定したが、チャンピオン・ボクサーのマニー・パッキャオが測定された選手の中で最も大きな手首を持っていたことは驚くべきことではなかった。