中性脂肪が高めの人は、卵を適度に楽しみましょう。Image Credit:GMVozd/E+/GettyImages 卵はビタミン、ミネラル、タンパク質、脂肪を含む栄養豊富な食品です。 しかし、卵は天然のコレステロール値のために悪い評判を得ています。 しかし、トリグリセリド値が高い場合、卵はその原因ではないようです。 中性脂肪は血液中の脂肪の一種です。 トリグリセリド値が高くなると、動脈の肥厚や硬化につながる可能性があるため、注意が必要だとメイヨークリニックは説明しています。 米国心臓協会は、トリグリセリド値の上昇は心血管疾患や脳卒中のリスク上昇に関係する可能性があると勧告しています。 でも、卵は食べてもいいの? 中性脂肪値を管理する上で飽和脂肪を含む食品を制限することが推奨されているのは事実ですが、卵は適量であれば食べてもよいかもしれません。 米国農務省によると、卵1個には1.6グラムの飽和脂肪酸が含まれています。 しかし、卵の摂取はトリグリセリド値を上昇させないというデータがあります。 卵がトリグリセリドを含む血清脂質濃度(血液中の脂肪様物質)にどのような役割を果たすかを評価した研究は数多くあります。 2018年2月にJournal of the American College of Nutritionに掲載された28の試験のメタアナリシスでは、卵の摂取は総コレステロール、低比重リポタンパク質(LDL)コレステロール、高比重リポタンパク質(HDL)コレステロールを増加させるが、低卵食と比較して卵の摂取増加によるトリグリセリド濃度への影響は観察されなかったと報告されています。 ...